コアアップデートとは?順位が動く理由とスパムアップデートとの違い

コアアップデートとは、Googleが検索結果の順位を決める仕組み全体に加える、大きく広い範囲の変更です。Googleは年に数回実施し、開始と完了を検索ステータス ダッシュボードで知らせています。

コアアップデートは、特定のサイトやページを狙った措置ではありません。Googleの説明では、順位が下がったページに問題があるとは限らず、ほかのページの評価が上がって相対的に下がることもあります。一方、スパムアップデートは、Googleのスパムに関するポリシーに反するページを見つける仕組みの更新です。どちらの期間に順位が動いたかで、確かめる点が変わります。

項目コアアップデートスパムアップデート
目的検索結果全体の評価の見直しポリシー違反のページの検出
対象すべてのサイト(特定のサイトを狙わない)違反の手口を使うページ
下がったときの見方内容の有用性を自己評価する違反に当たる手口がないか点検する
主な公式資料コアアップデートの解説ページスパムに関するポリシー

この記事は、コアアップデートの後に順位が下がったときの確かめ方に絞って解説します。アップデートの種類やスパムアップデートはGoogleのアップデートとは?、コンテンツの自己評価の進め方はヘルプフルコンテンツアップデートは今どうなった?をご覧ください。

2026年のコアアップデートはいつ?公式ダッシュボードで実施日を確かめる

2026年10月23日時点で、2026年のコアアップデートは3月と5月の2回です。日付は、Googleの検索ステータス ダッシュボードにある、ランキングの更新の履歴で確かめます。ダッシュボードの時刻は米国太平洋時間(夏時間)なので、日本時間は16時間進めて読みます。

更新開始(米国太平洋時間)完了(米国太平洋時間)
2026年3月のスパムアップデート3月24日3月25日
2026年3月のコアアップデート3月27日4月8日
2026年5月のコアアップデート5月21日6月2日
2026年6月のスパムアップデート6月24日6月26日
2026年8月のスパムアップデート8月18日8月21日
2026年9月のスパムアップデート9月24日10月8日

2026年9月のスパムアップデートは、日本時間では9月25日に始まり、10月8日の夕方に完了しています。このほか、2026年2月5日からは、Discover(Googleアプリなどでおすすめの記事を表示する機能)の更新も実施されました。

順位が下がり始めた日を、まずこの表と照らし合わせます。どの更新の期間にも重ならない変動は、更新以外の原因を先に疑います。ただし、Googleは発表しない小さなコアの更新も行っていると説明しているため、表にない日に順位が動くこともあります。

参考:Google 検索ステータス ダッシュボード:ランキングの更新の履歴

順位が下がったときの確認手順|Search Consoleで更新前後の週を比べる

コアアップデート後の順位の確認は、Search Consoleで、更新が始まる前の1週間と、完了から1週間以上たった後の1週間を比べるのが基本です。この比べ方は、Googleのコアアップデートの解説ページが案内しています。Search Console(サーチコンソール)は、Google検索での表示回数やクリック数を無料で確認できるGoogleのツールです。

  1. 検索ステータス ダッシュボードで、該当する更新の開始日と完了日を控える。
  2. 完了日から1週間以上待つ。
  3. 検索パフォーマンス レポートの日付フィルタで「比較」を選び、開始前の7日間と、完了から1週間後以降の7日間を指定する。曜日の並びをそろえる。
  4. 検索タイプを「ウェブ」「画像」「動画」「ニュース」で切り替え、どこで減ったかを見る。Discoverからの流入がある場合は、Discoverのパフォーマンス レポートを別に見る。
  5. 「ページ」タブで、クリック数の差が大きい順に並べ、下がったページを特定する。
  6. 下がったページを選んでから「クエリ」タブを開き、どの検索語で落ちたかを見る。
  7. 下がった検索語ごとに、平均掲載順位の変化幅を記録する。
コアアップデート後の確認手順の流れ
完了の確認から、下がったページと検索語の特定までの順番

比べるときは、データの記録に関する公式の注意も確かめます。Search Consoleのデータの異常の一覧では、2025年5月13日から2026年4月27日まで、記録の誤りで表示回数(インプレッション数)が正確に集計されなかったと公表されています。クリック率も表示回数から計算するため、この期間をまたぐ比較では、クリック数を中心に見るのが安全です。2026年3月のコアアップデートの前後を比べる場合が当てはまります。

参考:Search Console ヘルプ:検索パフォーマンス レポート

コアアップデート以外の原因を切り分ける

順位や流入が下がる原因は、コアアップデートだけではありません。Googleの「Google 検索トラフィックの減少をデバッグする」では、アルゴリズムの更新のほかに、技術的な問題、セキュリティの問題、スパムに関するポリシー違反、検索需要の季節変動、サイトの移転を挙げています。下の表の順に確かめると、原因を短時間で絞り込めます。

疑う原因確かめる場所当てはまるときの特徴
コアアップデート検索ステータス ダッシュボード下がり始めが更新の期間に重なる
技術的な問題ページのインデックス登録レポート、URL検査特定のページが検索結果から消える、noindexの付け間違い
手動による対策手動による対策レポートレポートに問題が表示される
セキュリティの問題セキュリティの問題レポート改ざんや警告が表示される
季節や需要の変化Googleトレンド、前年同期との比較業界全体の検索が減っている
自社の変更社内の更新記録、Search Consoleの注釈下がり始めがリニューアルやURL変更の日に重なる

手動による対策とは、Googleの担当者がスパムに関するポリシー違反と判断したときに、順位を下げたり検索結果から外したりする措置です。noindexは、検索結果に載せないための指示です。

自社の変更は見落としやすい原因です。テンプレートやURLの変更、計測タグの入れ替えの日を記録しておくと、更新の期間と重なったときに切り分けられます。Googleは、期間を16か月に広げて年ごとの傾向を見ることや、直近3か月を前の3か月や前年同期と比べることも勧めています。

参考:Google:Google 検索トラフィックの減少をデバッグする

下がり幅で対応を分ける:直さないほうがよい場合

小さな下落なら大きく直さず、大きな下落が続くときだけサイト全体を見直すのが、Googleの案内に沿った対応です。Googleは、2位から4位のような下落なら大幅な変更は不要とし、4位から29位のような下落なら、より詳しい評価を勧めています。

下がり方対応の目安
数位の下落(例:2位から4位)大きな書き換えはしない。数週間、推移を記録する
一部のページだけ大きく下落(例:4位から29位)そのページと、同じ検索語で上がったページを比べる
サイト全体で大きく下落自己評価の質問でサイト全体を見直す
下がったページに古い情報や誤りがある事実を確かめて更新する

一部のページだけが大きく下がったときは、同じ検索語で順位が上がったページを開いて比べます。上がったページが、自社のページより新しい情報、具体的な手順、比較の表、書き手の説明を持っていないかを確かめます。

見直しには、Googleの「有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成」にある自己評価の質問を使います。サイトと利害関係のない第三者に評価してもらう方法も、Googleが挙げています。

避けたいのは、うわさに合わせた急な変更です。Googleは、検索に効くといううわさを理由にページの要素を消すことを勧めておらず、コンテンツの削除は直せない場合の最後の手段としています。文字数を増やすだけ、日付だけを新しくする、といった変更も、読者の役に立たなければ評価の改善にはつながりません。

回復までの期間と、次のコアアップデートまでにやること

改善の効果が出るまでには、数日から数か月かかります。Googleは、改善がシステムに認識されるまでに数か月かかることがあり、次のコアアップデートで変化が見られる場合があると説明しています。また、発表されない小さな更新でも、改善したページの順位が上がることがあるとしています。

次の更新までにやることは、次の3つです。

  • 下がった検索語ごとに、上位のページが答えていて自社のページが答えていない点を書き出す。
  • 自社にしかない情報(実際の手順、確認した日付、写真、担当者の説明)を足す。
  • 変更した日と内容をSearch Consoleの注釈や社内の記録に残し、次の比較に使う。

社内に報告するときは、確かめた事実(更新の期間、下がったページと検索語、下がり幅)と、まだ確かめていない仮説を分けて書きます。原因が分かる前に施策を一斉に変えると、どの変更が効いたのか分からなくなるためです。

参考:Google:Google 検索のコア アップデート

よくある質問

参考資料

公式資料の事実と、本文の実務上の提案・架空の例を分けて記載しています。確認日:2026年10月23日。

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この記事を書いた人

株式会社curve 代表取締役 野澤 孝理

株式会社curve 代表取締役

野澤 孝理

GMOインターネット株式会社を経て、株式会社エクスコアに創業メンバーとして参画し、株式会社curveを創業。デジタルマーケティングを軸に、Claude CodeやCodexを活用したサイト・LP制作、解析ツールの導入、業務システムの構築まで、「AIマーケ×AI開発・内製化」を支援しています。AIメディア「AIテックベース」を運営。

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