Googleコアアップデートとは?検索の評価を広く見直す更新

Googleのコアアップデートとは、検索結果の順位を決める仕組み(ランキングシステム)全体に、年に数回加えられる大きく広い範囲の変更です。Googleは、有用で信頼できる結果を検索ユーザーに届けるための変更だと説明しており、実施するときは開始と完了を公式の記録で知らせています。

コアアップデートの大きな特徴は、特定のサイトやページを狙った措置ではないことです。Googleの解説ページでは、順位が下がったページが必ずしも悪いわけではなく、ほかのページが上位に入った結果として相対的に下がることもあると説明されています。そのため、順位が下がったことだけを理由に「ペナルティを受けた」と考えるのは早すぎます。Googleは同じページで、下がったときにすぐ直すべき技術的な問題があるとは限らないとし、内容が読者の役に立っているかを見直すための自己評価の質問を案内しています。

コアアップデートと呼ばれる更新には、規模の違う2つがあります。

区分公式の記録中身
名前の付いたコアアップデート検索ステータス ダッシュボードに開始と完了が載る「2026年5月のコアアップデート」のように、年に数回
発表されない小さな更新記録に載らないGoogleは、目立たないため発表しない小さなコアの更新も行うと説明

この記事では、名前の付いたコアアップデートの実施日と、順位変動をどう見るかの考え方をまとめます。順位が下がったときにSearch Consoleで何をどの順で調べるかは、コアアップデート後の確認手順で解説しています。

参考:Google:Google 検索のコア アップデート

2026年のコアアップデートの実施日一覧(開始日・完了日)

2026年10月30日時点で、2026年のコアアップデートは3月と5月の2回です。どちらも検索ステータス ダッシュボード(Googleが検索の更新や障害を知らせる公式のページ)に、開始日と完了日が記録されています。5月の回の完了後は、6月・8月・9月にスパムアップデートがありましたが、コアアップデートの記録はありません。

更新開始(米国太平洋時間)完了(米国太平洋時間)所要時間開始時の案内
2026年3月のコアアップデート3月27日4月8日12日と4時間完了まで最大2週間
2026年5月のコアアップデート5月21日6月2日11日と21時間完了まで最大2週間

ダッシュボードの時刻は米国太平洋時間です。この時期は夏時間なので、日本時間は16時間進めて読みます。日本時間に直すと、3月の回は3月27日の夕方に始まり4月8日の夜に完了、5月の回は5月22日の未明に始まり6月2日の夜に完了しています。

同じ2026年には、ほかに次の更新も記録されています。順位の変化を見るときは、コアアップデートと期間が近い更新に注意します。

更新期間(米国太平洋時間)補足
2026年2月のDiscoverの更新2月5日〜2月27日Discover(Googleアプリなどでおすすめの記事を表示する機能)向けのコアの更新。開始時は米国の英語の利用者が対象
2026年3月のスパムアップデート3月24日〜3月25日3月のコアアップデートの3日前に開始
2026年6月のスパムアップデート6月24日〜6月26日5月のコアアップデートの完了から約3週間後

2026年3月は、スパムアップデートの直後にコアアップデートが始まりました。この時期に順位が動いた場合は、どちらの影響かを日付だけで決めず、下がったページの特徴も合わせて見ます。

参考:Google 検索ステータス ダッシュボード:ランキングの更新の履歴

2025年のコアアップデートと、所要日数の目安

2025年のコアアップデートは、3月・6月・12月の3回です。2025年と2026年の5回を並べると、完了までの期間はおおむね12日から18日で、開始時に「最大2週間」または「最大3週間」と案内されてきました。

更新開始(米国太平洋時間)完了(米国太平洋時間)所要時間開始時の案内
2025年3月のコアアップデート3月13日3月27日13日と21時間最大2週間
2025年6月のコアアップデート6月30日7月17日16日と18時間最大3週間
2025年12月のコアアップデート12月11日12月29日18日と2時間最大3週間
2026年3月のコアアップデート3月27日4月8日12日と4時間最大2週間
2026年5月のコアアップデート5月21日6月2日11日と21時間最大2週間
2025年から2026年のコアアップデートの実施時期
名前の付いたコアアップデート5回の開始と完了を、月の目盛りの上に並べた年表

実施の間隔は一定ではありません。2025年は3か月から5か月あいて実施され、2026年は3月の完了から約6週間後に5月の回が始まりました。間隔から次の実施日を予想するより、ダッシュボードの記録を確かめるほうが確実です。

所要日数の目安は、分析を始める時期を決めるのに役立ちます。Googleは、完了から少なくとも1週間たってからSearch Consoleで分析するよう勧めているため、開始から数えるとおおむね3週間から4週間後が、落ち着いて比較できる時期になります。

なお、Search Consoleのデータの異常の案内では、2025年5月13日から2026年4月27日まで、記録の誤りで表示回数が正確に集計されず、表示回数と、それに関わるクリック率・平均掲載順位が影響を受けたと公表されています。クリック数は影響を受けていないため、2026年4月27日をまたぐ比較では、クリック数で見ます。

実施日の確かめ方|検索ステータス ダッシュボードの読み方

コアアップデートの実施日は、Googleの検索ステータス ダッシュボードで確かめるのが確実です。ニュースやSNSの「アップデートが来た」という話は、公式の記録と照らし合わせてから使います。

ダッシュボードでは、次の順に確かめます。

  1. 「Ranking」(ランキング)の履歴を開き、年ごとの一覧から「core update」と付いた行を探す。
  2. 行を開き、最初の投稿(開始の案内)と最後の投稿(完了の案内)の日時を控える。
  3. 時刻が米国太平洋時間であることを確かめ、日本時間に直す(夏時間は16時間、冬時間は17時間進める)。
  4. 同じ時期にスパムアップデートやDiscoverの更新がないかを、同じ一覧で確かめる。

Googleは、問題や更新の通知を受け取る方法としてRSSフィードへの登録を案内しています。社内で更新を見落とさないようにするには、RSSを読める道具に登録しておく方法があります。

参考:Google:Google 検索ステータス ダッシュボードの使用方法

順位変動の見方|コアアップデートの影響かを見分ける3つの手がかり

順位変動がコアアップデートの影響かどうかは、時期、範囲、ほかの原因の3つで見分けます。どれか1つだけで決めず、3つがそろったときに「コアアップデートの影響の可能性が高い」と考えます。

手がかりコアアップデートの影響を疑う場合別の原因を疑う場合
時期下がり始めた日が、更新の開始から完了の間にある更新の期間の外で下がった、自社の変更日と重なる
範囲テーマの近い複数のページで、少しずつ順位が動く特定のページだけが検索結果から消えた
ほかの原因手動による対策、技術的な問題、季節の変動が見当たらないSearch Consoleにエラーや通知がある
順位変動がコアアップデートの影響かを見分ける順番
時期・範囲・ほかの原因の3つを順に確かめる流れ

時期・範囲・ほかの原因の3つがそろわないときは、季節の変動や自社の変更など、別の理由を先に疑います。比べる期間の決め方、Search Consoleでの見方、下がり幅に応じた対応は、確認手順の記事にまとめています。

コアアップデートとほかの更新の違い

コアアップデートは、スパムアップデートやDiscoverの更新とは、目的も対応も違います。どの更新の期間に順位が動いたかで、最初に確かめることが変わります。

更新の種類目的順位が下がったときに最初に見ること
コアアップデート検索結果全体の評価の見直し内容の有用性と、上がったページとの違い
スパムアップデートスパムに関するポリシーに反するページの検出の改善ポリシーに当たる手口がないか
Discoverの更新Discoverに表示する記事の選び方の見直しDiscoverのパフォーマンス レポート
発表されない小さな更新日常的な改善自社の変更や需要の変化と合わせて推移を見る

以前は「ヘルプフルコンテンツアップデート」という名前の更新もありましたが、2024年3月にコアのランキングシステムに組み込まれ、今は単独では実施されていません。読者の役に立つかどうかの評価は、コアアップデートの中で見直されています。

コアアップデートで評価が戻るまでには時間がかかります。Googleは、改善の効果がすぐ出る場合もある一方で、仕組みが改善を学び確かめるまでに数か月かかることがあると説明しています。次のコアアップデートを待たずに順位が戻ることもありますが、時期は約束されていません。

よくある質問

参考資料

公式資料の事実と、本文の実務上の提案・架空の例を分けて記載しています。確認日:2026年10月30日。

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この記事を書いた人

株式会社curve 代表取締役 野澤 孝理

株式会社curve 代表取締役

野澤 孝理

GMOインターネット株式会社を経て、株式会社エクスコアに創業メンバーとして参画し、株式会社curveを創業。デジタルマーケティングを軸に、Claude CodeやCodexを活用したサイト・LP制作、解析ツールの導入、業務システムの構築まで、「AIマーケ×AI開発・内製化」を支援しています。AIメディア「AIテックベース」を運営。

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