Google SEOアップデートとは?2026年の検索の変更を5種類で整理
Google SEOアップデートとは、検索の順位や表示のされ方に影響する、Google検索の仕組みやルールの変更をまとめた呼び方です。Googleの公式の用語ではありませんが、順位の仕組みの更新だけでなく、スパムに関するポリシー(検索で禁止する行為の決まり)、検索結果の見た目、計測の道具の変更も、サイトの集客に関わります。
この記事では、2026年10月30日時点で公式の記録やブログで日付を確かめられた変更を、次の5種類に分けてまとめます。
| 種類 | 主な公式の記録 | 2026年の主な変更 |
|---|---|---|
| コアアップデート | 検索ステータス ダッシュボード | 3月、5月の2回 |
| スパムアップデート | 検索ステータス ダッシュボード | 3月、6月、8月、9月の4回 |
| ポリシーの変更 | 検索セントラル ブログ、ドキュメントの更新履歴 | 「戻る」ボタンのハイジャックの追加、サイトの評判に関するポリシーの運用の変更 |
| 検索の見た目の変更 | ドキュメントの更新履歴、Googleの公式ブログ | よくある質問のリッチリザルトの終了、AIモードとAIによる概要の更新 |
| Search Consoleの変更 | 検索セントラル ブログ | 生成AIのパフォーマンス レポート、画像を使った検索の集計 |
個別の更新の詳しい中身と対応は、種類ごとの解説記事で扱います。
2026年のGoogle検索の変更の一覧(時系列)
2026年の主な変更を、日付の順に並べると次のとおりです。ランキングの更新の日付は検索ステータス ダッシュボードの記録で、米国太平洋時間です。ブログやドキュメントの日付は、公開された日です。
| 日付 | 種類 | 変更 |
|---|---|---|
| 2月5日〜2月27日 | ランキングの更新 | Discoverのコアの更新(開始時は米国の英語の利用者が対象) |
| 3月24日〜3月25日 | スパムアップデート | 2026年3月のスパムアップデート |
| 3月27日〜4月8日 | コアアップデート | 2026年3月のコアアップデート |
| 4月13日 | ポリシー | 「戻る」ボタンのハイジャックをスパムに関するポリシーに追加(6月15日から適用) |
| 5月7日 | 見た目 | よくある質問のリッチリザルトがGoogle検索に表示されなくなる |
| 5月15日 | ポリシー・ガイド | 生成AIの回答にもスパムに関するポリシーが適用されると明記。生成AI機能向けの最適化のガイドを公開 |
| 5月19日 | 見た目 | AIモードの新しい検索ボックスの提供開始、AIによる概要からの追加の質問 |
| 5月21日〜6月2日 | コアアップデート | 2026年5月のコアアップデート |
| 6月3日 | Search Console | 生成AIのパフォーマンス レポートを一部のサイトで開始(8月31日に全サイトへ) |
| 6月15日 | ガイド | llms.txtはGoogle検索には不要と明記 |
| 6月24日〜6月26日 | スパムアップデート | 2026年6月のスパムアップデート |
| 8月18日〜8月21日 | スパムアップデート | 2026年8月のスパムアップデート |
| 8月28日 | ポリシー | サイトの評判に関するポリシーの手動による対策を、欧州経済領域(EEA)では効かない形に変更(8月30日から) |
| 9月24日 | Search Console | 画像を使った検索(マルチモーダル検索)の集計を追加 |
| 9月24日〜10月8日 | スパムアップデート | 2026年9月のスパムアップデート |
| 10月15日 | 見た目 | AIモードとAIによる概要で、回答の中のリンクを増やす更新などを発表 |
2026年6月2日以降、10月30日時点まで、コアアップデートの記録はありません。8月から10月にかけて順位が動いた場合は、スパムアップデートの期間か、発表されない小さな更新、または自社の変更を先に疑います。
ランキングの更新:コアアップデートとスパムアップデートの要点
2026年のランキングの更新は、コアアップデートが2回、スパムアップデートが4回です。コアアップデートは検索結果全体の評価の見直し、スパムアップデートはスパムに関するポリシーに反するページを見つける仕組みの改善で、目的が違います。
| 更新 | 期間(米国太平洋時間) | 影響の要点 |
|---|---|---|
| 3月のコアアップデート | 3月27日〜4月8日 | 3月のスパムアップデートの直後に開始。2つの影響が重なりやすい時期 |
| 5月のコアアップデート | 5月21日〜6月2日 | 2026年10月30日時点で最後のコアアップデート |
| 3月・6月・8月のスパムアップデート | それぞれ1日足らずから3日ほどで完了 | 全世界・全言語が対象 |
| 9月のスパムアップデート | 9月24日〜10月8日 | 完了まで約2週間と、2026年のスパムアップデートで最も長い |
コアアップデートの後は、完了から1週間以上たってから、更新前の週と比べるのが基本です。スパムアップデートの後は、スパムに関するポリシーに当たる手口がないかと、Search Consoleの手動による対策レポートを確かめます。
ポリシーの変更:2026年に追加・変更されたスパムのルール
2026年のスパムに関するポリシーの主な変更は、「戻る」ボタンのハイジャックの追加と、サイトの評判に関するポリシーの運用の変更の2つです。あわせて、生成AIの回答にもスパムに関するポリシーが適用されることが明記されました。
「戻る」ボタンのハイジャックとは、ブラウザの履歴を操作し、利用者が元のページへ戻れないようにする行為です。Googleは2026年4月13日に、悪意のある行為の違反として明記し、6月15日から適用しました。自社で作った仕組みでなくても、組み込んだ外部のプログラムや広告の配信サービスが原因になることがあるとしています。
サイトの評判に関するポリシーとは、評判のよいサイトに第三者の記事を載せ、その評判を利用して順位を得る行為を禁じる決まりです。2026年8月28日の検索セントラル ブログで、8月30日から、このポリシーによる手動による対策の影響がEEAの中では出ない形にすると発表されました。日本を含むEEAの外では、違反と判断された部分に、これまでどおり手動による対策の影響が出ます。
このほか、2026年4月14日には、利用者から送られたスパムの報告をもとに手動による対策を行うことがあると、ドキュメントで明確にされました。6月5日には、外部のSEOツール・サービス・助言を使うときの考え方を示すガイドが追加されています。
検索の見た目の変更:よくある質問の表示終了とAIモードの更新
2026年の検索の見た目の変更で、多くのサイトに関わるのは、よくある質問のリッチリザルトの終了と、AIモードとAIによる概要の更新です。リッチリザルトとは、構造化データ(ページの内容を検索エンジンに伝える決まった書き方)をもとに、検索結果に追加の情報を表示する機能です。
よくある質問のリッチリザルトは、2026年5月7日以降、Google検索に表示されなくなりました。Googleのドキュメントの更新履歴では、5月8日にサポート終了のお知らせを載せ、6月15日に解説ページを削除したと記録されています。Search Consoleのデータの異常の一覧でも、5月7日以降によくある質問の表示回数が減ったと案内されています。ページの中のよくある質問の文章そのものは、読者の役に立つなら残してかまいません。
AIモード(Google検索の中でAIと対話しながら調べる機能)とAIによる概要(検索結果の上部に出るAIの要約)には、次の更新が発表されています。
| 発表日 | 変更 | 提供範囲の案内 |
|---|---|---|
| 5月19日 | AIを使った新しい検索ボックス | AIモードを提供しているすべての国と言語で順次 |
| 5月19日 | AIによる概要から、そのまま追加の質問ができる | パソコンとスマートフォンで世界中に提供 |
| 5月27日 | 優先するニュース提供元の機能が、AIによる概要とAIモードでも使えるように | 順次展開 |
| 10月15日 | 回答の中のリンクを増やす、公式サイトをまとめて示す欄の試験など | 国と言語の明記なし |
AIの回答の中でサイトへのリンクが増える方向の更新が続いています。ただし、提供範囲が国ごとに違うものもあるため、日本語の検索で何が見えるかは、実際の検索画面で確かめます。
Search Consoleの変更:AIでの表示を数字で見られるように
2026年のSearch Consoleの大きな変更は、生成AIのパフォーマンス レポートの追加です。2026年6月3日の検索セントラル ブログで、AIによる概要とAIモードでの表示回数を、専用の画面で見られるレポートが発表されました。最初は一部のサイトだけでしたが、8月31日に世界中のすべてのサイトへ広がったと案内されています。
このほか、2026年9月24日には、Googleレンズや画像のアップロードなど、画像を使った検索(マルチモーダル検索)の集計が、検索パフォーマンス レポートなどに加わりました。7月29日には、Instagram、TikTok、X、YouTubeの投稿がGoogle検索でどう見られているかを確かめる、プラットフォーム プロパティが全員に提供されました。
Search Consoleのデータの異常の案内では、2025年5月13日から2026年4月27日まで表示回数とクリック率・平均掲載順位が正確に集計されなかったとされているため、4月27日をまたぐ比較ではクリック数で見ます。
この記事で触れた計測の道具と、Google検索とllms.txtの関係は、それぞれSearch ConsoleでAI機能の表示を見るとllms.txtとは?で解説しています。
参考:Google 検索セントラル ブログ:Search Console の生成 AI パフォーマンス レポートのご紹介
最新情報の追い方と、自社サイトで確かめる順番
Googleの検索の変更は、3つの公式の場所を見れば、ほとんど追えます。うわさやSNSの話は、ここで日付と中身を確かめてから使います。
| 場所 | 分かること |
|---|---|
| 検索ステータス ダッシュボード | コアアップデートとスパムアップデートの開始と完了 |
| 検索セントラル ブログ | ポリシーの変更、Search Consoleの新機能 |
| ドキュメントの最新の更新内容 | ガイドの追加や変更、検索の機能の終了 |
順位や流入が動いたときは、次の順で確かめると、原因を絞り込みやすくなります。
- 変化が始まった日を、Search Consoleで特定する。
- その日が、上の表のどの変更と重なるかを確かめる。
- 自社のサイトの変更日(公開、リニューアル、計測の変更)と重なっていないかを確かめる。
- 重なる変更の種類に合わせて、詳しい確認の手順に進む。
変化がどの変更とも重ならないときは、発表されない小さな更新や、季節による検索の需要の変化も考えます。
よくある質問
参考資料
公式資料の事実と、本文の実務上の提案・架空の例を分けて記載しています。確認日:2026年10月30日。
- Google 検索ステータス ダッシュボード:ランキングの更新の履歴
- Google 検索ステータス ダッシュボード:2026年9月のスパムアップデート
- Google 検索ステータス ダッシュボード:2026年5月のコアアップデート
- Google:最新ドキュメントの更新内容
- Google 検索セントラル ブログ:「戻る」ボタンのハイジャックに関する新しいスパムポリシーの導入(2026年4月13日)
- Google 検索セントラル ブログ:サイトの評判に関するポリシーの更新(2026年8月28日)
- Google 検索セントラル ブログ:Search Console の生成 AI パフォーマンス レポートのご紹介(2026年6月3日)
- Google 検索セントラル ブログ:Search Console のマルチモーダル検索のレポート(2026年9月24日)
- Google 検索セントラル ブログ:プラットフォーム プロパティの全世界への提供(2026年7月29日)
- Google 検索セントラル ブログ:Google の 2026 年 2 月の Discover コア アップデート
- Google The Keyword:Google Search's I/O 2026 updates(2026年5月19日)
- Google The Keyword:AI Mode and AI Overviews updates to explore the web(2026年10月15日)
- Google:スパムに関するポリシー
- Search Console ヘルプ:Search Console のデータ異常
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