MEOで順位が上がらないときに最初に確かめること

MEOで順位が上がらないと感じたら、最初に「どの語で、どこから、どの端末で調べたか」をそろえます。Googleは順位の要素に「距離」を挙げており、同じ語でも検索する場所によって結果は変わるためです。ヘルプによると、検索した人が現在地を共有していない場合も、Googleが把握している場所の情報をもとに距離を判断します。

MEOは、Googleマップなど地図検索での見え方を整える取り組みです。「順位が上がらない」という相談には、実は別の症状が混ざっていることがあります。まず、いまの状態がどれに当たるかを分けます。

症状先に疑うこと見る場所
店名で検索しても出てこないオーナー確認がまだ、停止、重複ビジネスプロフィールの状態表示・通知
店名では出るが「地域名+業種」で出ないカテゴリや情報の不足、距離、知名度カテゴリ、上位の競合
以前は出ていたのに急に下がった停止、Googleによる情報の変更、競合の変化通知、編集の状態
店の近くでは出るが、離れると出ない距離(変えられない要素)計測する地点

検索の条件をそろえずに比べると、原因のない変化を追いかけることになります。順位を記録する方法や、プロフィールの反応の読み方は、効果測定の記事で整理しています。この記事では、記録した結果から原因を確かめる順番を扱います。

MEOで順位が上がらないときに確認する順番
土台から順に確かめます

Googleが示す順位の決まり方

Googleは、ローカル検索の順位を「関連性」「距離」「知名度」の3つで決めると説明しています。このうちお店が手を入れられるのは関連性と知名度で、距離は変えられません。

要素Googleの説明(2026年10月時点)お店が手を入れられること
関連性検索された語と、プロフィールの内容がどれだけ合っているかカテゴリ、サービス、説明、属性を正確に入れる
距離検索した人の場所から、お店までの距離変えられない
知名度どれだけ広く知られているか。リンクしているウェブサイトや口コミの数、評価など口コミの依頼と返信、ホームページの充実

関連性を高めるときは、カテゴリを増やすより、プロフィールの中身を事実に合わせて具体的にします。以下は架空の例です。駅前のパン屋が「サンドイッチ」で探されたい場合、メインカテゴリはパン屋のままにして、商品やメニューにサンドイッチを載せ、説明文と写真でもテイクアウトできることを伝えます。

Googleのヘルプは、順位を上げるための依頼やお金は一切受け付けていないと明記しています。改善のヒントとして挙げているのは、オーナー確認、住所・営業時間・特別営業時間・業種・属性を正確にそろえること、口コミへの返信と口コミを増やすこと、写真や動画の追加です。

参考:Google ビジネス プロフィール ヘルプ:Google のローカル検索結果のランキングを改善するヒント

確認1:オーナー確認・停止・重複などの土台

順位の前に、プロフィールが検索とマップに表示できる状態かを確かめます。Googleのヘルプでは、オーナー確認が済んだビジネスだけがマップと検索に情報を表示できると案内されています。

確認することGoogleの案内対応
オーナー確認確認済みのビジネスだけが情報を表示できる。確認方法は業種や地域などからGoogleが決める画面に出る方法で確認を終える
停止・無効化ガイドライン違反があると停止され、管理しているGoogleアカウントに通知が届く違反を直してから再審査を申し込む(1つのプロフィールにつき1回)
重複同じお店の確認済みプロフィールがある、同じ住所に複数ある場合などは重複とされ、検索とマップに表示されない残す1つを決め、統合や削除を進める
新しく作ったお店検索結果に表示されるまで最長1か月かかることがある時間をおいて確かめる

オーナー確認は、電話、SMS、メール、動画、郵送のはがきなどの方法から、Googleが業種や公開情報などをもとに自動で選びます。利用者が確認の方法を選ぶことはできません。1つの方法で終わらず、複数の確認が必要になる場合もあります。

停止されたときに、同じお店のプロフィールを作り直してはいけません。Googleは再審査の前にガイドラインに沿っているかを確かめ、必要に応じて事業の登録書類や公共料金の請求書などを添えるよう案内しています。証拠は再審査請求を送ってから60分以内に出す必要があるため、書類は請求を送る前にそろえておきます。重複を統合すると口コミは引き継がれますが、口コミへの返信は失われる場合があります。

Googleがプロフィールの情報を変えることもあります。ヘルプによると、Googleによる変更は編集画面で青い文字で示されます。通知から4日以内に承認か却下をしないと、ウェブサイトなどの公開情報で裏付けられる変更は自動で公開されることがあります。

参考:Google ビジネス プロフィール ヘルプ:重複するプロフィールと所有権に関する問題を解決する

確認2:カテゴリ・基本情報・ホームページとの食い違い

土台に問題がなければ、関連性を下げている情報の食い違いを探します。まず確かめたいのは、メインのカテゴリが事業の中心と合っているかどうかです。選んだカテゴリが地域の検索の順位に影響することは、Googleのヘルプにも書かれています。

Googleのガイドライン(2026年10月時点)では、カテゴリについて次のように定めています。

  • 事業の中心を表す、最も具体的なカテゴリを選ぶ
  • カテゴリはできるだけ少なくする
  • サービスや設備、キーワードを示すためにカテゴリを使わない
  • 同じ建物の別の事業のカテゴリを足さない

カテゴリのほかに、次の項目も見直します。

項目よくある食い違い
ビジネス名看板と違う名前、地域名や業種名の追加
住所・ピンピンの位置が入口とずれている、移転前の住所のまま
営業時間祝日や年末年始の特別営業時間が入っていない
サービス・説明実際に力を入れているメニューが書かれていない
ウェブサイトリンク先が別の店舗のページや、つながらないページ

説明文は、全角375文字(半角750文字)以内で、URLやHTMLは入れられないとヘルプで案内されています。この範囲で、どんなお客様に、何を提供しているお店かを具体的に書きます。

参考:Google ビジネス プロフィール ヘルプ:Google に掲載するビジネス情報のガイドライン

ホームページとの食い違いも確かめます。Googleはお店の公式サイトなど公開されている情報も集めており、先ほどのとおり、公開情報で裏付けられる変更が自動で反映されることがあります。サイトに古い営業時間が残っていると、プロフィールの情報が揺れる原因になります。店名・住所・電話番号のそろえ方は、NAPの記事で手順を示しています。

確認3:口コミ・写真・知名度と、競合との差

情報が正しく、それでも上がらない場合は、知名度で差がついている可能性があります。上位に出ている競合と、同じ項目で比べます。

比べる項目見るポイント
口コミ数、評価、最近の投稿があるか、返信しているか
写真外観・入口・店内・商品がそろっているか、新しいか
カテゴリ競合のメインカテゴリと同じ考え方か
ウェブサイト店舗の情報がまとまったページがあるか
属性・サービス予約、駐車場、支払い方法などが入っているか

口コミを増やすときは、Googleが認める方法で依頼します。Googleのヘルプでは、リンクやQRコードでお客様に依頼してよいとされています。一方で、特典や割引と引き換えの依頼は禁止です。来店したお客様に同じように頼む仕組みを作ります。

距離は変えられないため、店から離れた地域で上位に出ることは難しい場合があります。その地域のお客様に届けたいときは、Googleマップに出る広告など、別の手段を組み合わせます。

逆効果になる行為と、相談したほうがよいケース

順位を上げるつもりの行為が、Googleのルール違反になり、かえって表示を失うことがあります。次の行為は避けます。

避ける行為根拠となるGoogleのルール
店名に地域名や業種名を足すビジネス名は看板などで使っている実際の名前にする
特典と引き換えに口コミを頼む、満足した人だけに頼む口コミのポリシーで禁止
従業員や関係者が口コミを書く利害関係のある口コミとして禁止
同じ場所にプロフィールを複数作る1つの拠点に1つのプロフィール
バーチャルオフィスの住所で登録する実際に営業していない住所は登録できない

自社で直せるのは、情報の修正、写真の追加、口コミの依頼と返信です。次のような場合は、手順を誤ると立て直しに時間がかかるため、専門家に相談したほうが早く進みます。

  • プロフィールが停止され、再審査を申し込む前の段階
  • 重複があり、どれを残すか判断できない
  • 前の業者がオーナーのままで、自社で編集できない
  • Googleによる変更が何度も入り、情報が元に戻ってしまう

相談するときは、記録した順位の条件(語・地点・端末・日付)、最近変えた項目と日付、届いた通知の画面、「ユーザーとアクセス権」の一覧を用意しておくと、原因の切り分けが早く進みます。

よくある質問

参考資料

公式資料の事実と、本文の実務上の提案・架空の例を分けて記載しています。確認日:2026年10月23日(オーナー確認の方法の決まり方と、再審査請求の証拠の期限は2026年10月24日に再確認)。

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この記事を書いた人

株式会社curve 代表取締役 野澤 孝理

株式会社curve 代表取締役

野澤 孝理

GMOインターネット株式会社を経て、株式会社エクスコアに創業メンバーとして参画し、株式会社curveを創業。デジタルマーケティングを軸に、Claude CodeやCodexを活用したサイト・LP制作、解析ツールの導入、業務システムの構築まで、「AIマーケ×AI開発・内製化」を支援しています。AIメディア「AIテックベース」を運営。

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