AI検索の用語集の使い方

このAI検索の用語集は、中小企業の経営者や集客の担当者が、提案書や報告書、ニュースで見かけた言葉の意味をすぐ確かめるためのものです。AI検索とは、GoogleのAIによる概要やAIモード、ChatGPTの検索のように、AIが検索結果をまとめて回答する仕組みのことです。

用語は5つの分類に分け、それぞれ「言葉」「意味」「詳しい記事」の表にしました。意味は2〜3文の短い説明にとどめ、取り組み方は詳しい記事で解説しています。社内で言葉の意味をそろえるときや、依頼先の説明を読むときに使ってください。

AI検索の用語の5つの分類
この用語集で使う分類と、それぞれに含まれる代表的な言葉

AI検索の機能と仕組みの用語

AI検索の機能と仕組みの用語は、Googleなどが提供している機能の名前と、AIが回答を作る仕組みを指す言葉です。まずここを押さえると、ほかの用語が理解しやすくなります。

言葉意味詳しい記事
AI Overview(AIによる概要)Google検索の結果の上部に、生成AIが主な情報をまとめ、関連するページへのリンクと一緒に表示する機能です。日本では2024年8月に提供が始まりました。Googleが役立つと判断した検索でだけ表示されます。AI Overview対策
AIモードGoogle検索の中で、AIと会話しながら複雑な質問を深められる機能です。日本語では2025年9月に提供が始まりました。追加の質問や、音声・画像での質問もできます。AIモードとは
クエリファンアウトAIが1つの質問をサブトピック(小さな論点)に分け、関連する複数の検索を同時に行って回答をまとめる手法です。Googleは、AIによる概要とAIモードがこの手法を使う場合があると説明しています。クエリファンアウトとは
RAG(検索拡張生成)AIが回答を作る前に関連する情報を検索で取り出し、それを根拠に文章を作る仕組みです。Googleは、AIによる概要とAIモードが検索インデックスから取り出したページをもとに回答を作ると説明しています。RAGとは(AIテックベース)
LLM(大規模言語モデル)大量の文章から学習し、文章の理解や作成を行うAIのモデルです。ChatGPTやGeminiなどの回答は、このモデルが作っています。—
ゼロクリック検索検索結果の画面だけで用が済み、どのサイトもクリックされずに終わる検索のことです。業界で使われる呼び名で、Googleの公式な用語ではありません。ゼロクリック検索とは

参考:Google:AI 機能とウェブサイト

対策の呼び名の用語

対策の呼び名の用語は、AIの回答で自社の情報が正しく扱われるようにする取り組みを指す言葉です。呼び名は会社やメディアによって違いますが、公式に決まった定義はありません。

言葉意味詳しい記事
SEO検索エンジン最適化の略です。検索結果で自社のページを見つけてもらうための取り組みで、AI検索の対策の土台になります。SEO対策とは
AIOAI Optimization(AIへの最適化)の略として、AI検索全般への対策を指すことが多い言葉です。GoogleのAI Overviewsの略として使われることもあるため、どちらの意味かを確かめてください。AIO対策とは
LLMOLarge Language Model Optimization(大規模言語モデル最適化)の略です。ChatGPTなどの回答で、自社の情報が正しく扱われるようにする取り組みの呼び名です。LLMO・GEO・AEOとは
GEOGenerative Engine Optimization(生成エンジン最適化)の略です。2023年11月に公開された研究論文で、この名前が使われました。LLMO・GEO・AEOとは
AEOAnswer Engine Optimization(回答エンジン最適化)の略です。質問に直接答える検索やAIで、答えとして選ばれることを目指す取り組みの呼び名です。LLMO・GEO・AEOとは

Googleは、AEOやGEOと呼ばれる取り組みについて、生成AI検索向けの最適化も検索体験の最適化であり、SEOであることに変わりはないとしています。

サイトで整える情報の用語

サイトで整える情報の用語は、検索エンジンやAIに自社の内容を正しく伝えるために、ホームページや外部の掲載先で整える情報を指す言葉です。

言葉意味詳しい記事
構造化データページの内容を、検索エンジンが読み取りやすい決まった形式で書いたデータです。GoogleはJSON-LDという形式を勧めています。生成AI検索のために特別なものは必要ありませんが、リッチリザルト(検索結果の特別な表示)の対象になります。エンティティSEOとは
エンティティ人・場所・組織・物事のような、言葉ではなく「対象そのもの」を指す言葉です。検索エンジンは、ページが話している対象を見分けようとします。エンティティSEOとは
ナレッジパネルナレッジグラフ(対象とその関係をまとめたGoogleのデータベース)にある人や組織を検索したときに表示される情報の枠です。自動で作られ、表示の保証はありません。エンティティSEOとは
サイテーションウェブ上で社名や住所などが言及されることです。MEOで使われてきた言葉で、数より正しい内容でそろっていることが大切です。エンティティSEOとは
NAP店舗名(Name)・住所(Address)・電話番号(Phone)の頭文字です。ホームページや地図、掲載先で表記をそろえることが基本です。MEOのNAPとは
E-E-A-T経験・専門性・権威性・信頼性の頭文字です。Googleは信頼性が最も重要だとし、E-E-A-Tそのものはランキングの要因ではないと説明しています。SEOの著者情報の書き方
llms.txtAI向けに、サイトの概要と主なページのリンクをまとめてサイトに置くファイルの提案です。Googleは、Google検索はllms.txtを使わないと案内しています。llms.txtとは

クローラーと検索元の用語

クローラーと検索元の用語は、検索エンジンやAIがページを集める仕組みと、その範囲を決める設定を指す言葉です。

言葉意味詳しい記事
クローラーウェブのページを自動で巡回して集めるプログラムです。検索結果やAIの回答に使われるページは、クローラーが集めたものです。テクニカルSEOの点検
robots.txtクローラーに、サイトのどこを巡回してよいかを伝えるファイルです。サイトのルート(最上位の階層)に置きます。AIクローラーのrobots.txt設定
GooglebotGoogle検索のためにページを集めるGoogleのクローラーです。Googlebotを止めると、Google検索への掲載に影響します。AIクローラーのrobots.txt設定
Google-Extendedrobots.txtで使う指定の名前で、Googleが集めたページをGeminiの学習などに使うかを決めます。Google検索への掲載や順位には影響しないと案内されています。AIクローラーのrobots.txt設定
AIクローラーAIの学習や、AIの検索機能のためにページを集めるクローラーです。たとえばOpenAIは、学習用のGPTBotと、ChatGPTの検索用のOAI-SearchBotを分けて公開しています。AIクローラーのrobots.txt設定
AIの検索元AIが回答を作るときに使う検索の仕組みのことです。サービスごとに違うため、各社の公式資料で確かめます。AI5社の検索元を公式文書で確認
IndexNowページの追加・更新・削除を、対応する検索エンジンにすぐ知らせる仕組みです。Microsoft Bingなどが参加しています。Bingウェブマスターツール登録とIndexNow

参考:Google:Google の一般的なクローラー

効果を確かめる用語

効果を確かめる用語は、AI検索や検索での見え方を数字で確かめるときに使う言葉です。

言葉意味詳しい記事
Search ConsoleGoogleが提供する、Google検索でのサイトの表示や問題を確かめるツールです。SEOの効果測定は何を見る?
表示回数検索結果にサイトへのリンクが掲載された回数です。画面に表示されるまでスクロールしたかどうかは問いません。SEOの効果測定は何を見る?
クリック数検索結果からサイトに移動した回数です。AIによる概要の中のリンクのクリックも1回として数えます。SEOの効果測定は何を見る?
CTR(クリック率)クリック数を表示回数で割った値です。順位が同じでもCTRが下がった場合は、検索結果の見え方が変わった可能性があります。ゼロクリック検索とは
生成AIパフォーマンスレポートSearch Consoleで、AIによる概要とAIモードにサイトへのリンクが表示された回数を、ページ・国・日付・デバイス別に見るレポートです。2026年8月31日にすべてのサイトへ提供されたと案内されています。AI Overview対策
引用と言及この用語集では、回答の根拠としてページへのリンクが示されることを引用、回答の文中で社名が挙がることを言及と呼び分けています。AIO対策の効果測定
指名検索社名やサービス名で検索されることです。AIの回答で名前を知った人が、後から検索する場合もあります。AIO対策の効果測定

参考:Search Console ヘルプ:表示回数、掲載順位、クリック数とは

よくある質問

参考資料

公式資料の事実と、本文の実務上の提案・架空の例を分けて記載しています。確認日:2026年10月24日。

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この記事を書いた人

株式会社curve 代表取締役 野澤 孝理

株式会社curve 代表取締役

野澤 孝理

GMOインターネット株式会社を経て、株式会社エクスコアに創業メンバーとして参画し、株式会社curveを創業。デジタルマーケティングを軸に、Claude CodeやCodexを活用したサイト・LP制作、解析ツールの導入、業務システムの構築まで、「AIマーケ×AI開発・内製化」を支援しています。AIメディア「AIテックベース」を運営。

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